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時計評論家 松山 猛氏が語る、ハルダイバー。

驚異的価格の本格的機械式ダイバーズウオッチ

機械式時計に興味が沸くのだが、高価なものが多そうで、なかなか手が出せないと思う人も多いに違いない。確かにこの10年ほどの間に、機械式時計の価格は高騰するばかりだった。

だがそんな時代に、驚くほどの高スペックを持ちながら、手に届く価格の機械式時計を提供するブランドがあることを、最近僕も知ることになった。

この“ハルダイバー”というモデルのヴィンテージライクなケースデザインは、メカニカルウオッチ=機械式時計全盛の1960年代を彷彿とさせる、クッション型のダイバーズのそれで30気圧防水という高性能を誇る。

肝心要のこの時計の心臓部には、定評のあるセイコーのムーブメントNH35が使われていて、ねじ込み式の竜頭が、水や埃がケース内に侵入するのを防いでくれる。

もちろん風防には硬度の高いサファイアクリスタルが使われているから安心だ。

“スピニカー”というブランド銘は、ヨットのメインセールの前に張り、追い風を受ける三角の帆のことで、風という自然の力を用いて進むヨットの持つ、冒険心あふれる魅力からのネーミングだと聞く。

それはスプリングをエネルギーにして、時を刻む機械式時計にも通じるものでもあり、まずは先行発売されたイタリアとイギリスから人気を得て、やがてフランスでも、パリのギャラリーラファイエットでも、爆発的な人気となったのだそうだ。

なんといってもその魅力は、これだけの品質でありながら、そのリーズナブルな価格に抑えたところにあるだろう。スピニカーが2019年に日本上陸を果たした時に、日本でもトレンドに敏感な“ビームス”がいち早く店頭に迎え入れたのがその証左だと思う。

これからの汗ばむ季節、遠慮なく使える”ハルダイバー”は、毎日を楽しくさせてくれる時計になること間違いなしだ。

Profile

松山猛(まつやまたけし):日本の作詞家・評論家・編集者。ザ・フォーク・クルセダーズの「帰って来たヨッパライ」「イムジン河」の作詞者であり、加藤和彦率いるサディスティック・ミカ・バンドや井上陽水、竹内まりやなどの作詞家としても活動。フジテレビ「ワーズワースの庭で」にもレギュラー出演。

時計への造詣も深く、「松山猛の時計王」など著書を持つ時計評論家としても活動。

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